身体障害者がみずからの肉体を武器に独創的な舞台空間を生みだし、その稀有な身体表現の芸術性によって高い評価を得てきた劇団態変(主宰:金満里)が、このたび新作『ファン・ウンド潜伏記』をたずさえて、韓国公演に乗り出します。
今回の公演プロジェクトは、韓国・ソウルでも障害者をエキストラに迎え、また現地の健常者にもスタッフとして協力してもらい、日韓両国の市民が公演実現を支援する会をつくって、市民同士の交流の渦の中で「今まで誰も見たことのない芸術」を創りだそうというものです。
劇団態変は1983年創立以来、日本国内外で公演を重ねてきましたが、身体障害者による、セリフに頼らない集団群舞によって、従来の身体表現や舞台芸術の常識をくつがえす斬新な表現力を示してきた劇団です。
いまこの劇団が立ち上がって、日本と韓国をつなぐ、あたらしい民間交流、芸術交流の波を生みだそうとしています。すでに劇団態変の先発隊は2度にわたり現地におもむき、韓国側の支援者と協働でソウルと固城(慶尚南道)の2都市での公演の実現に向けて動き出しています。
日本では、5月30日に「劇団態変・韓国公演を共に実現する会第1回の集い」を開催し、劇団態変の新しい挑戦の応援の輪を広げていきます!当日はパフォーマンスあり、ライブあり、ミニレクチャーあり。劇団態変『ファン・ウンド潜伏記』の魅力に迫る多彩なプログラムでお届けします!
みなさま、ぜひともお越しください!
◆◇◆劇団態変・韓国公演を共に実現する会 第1回の集い◆◇◆
[日時] 2010年 5月30日(日)
18:00 開場/18:20 スタート(20:30 終了予定)
[主なプログラム]
・プンムル(みのおチャンゴヨロカヂ)
・劇団態変パフォーマンス「喪失の壁」
・ミニレクチャー「ファン・ウンドとその時代」
(水野直樹さん/京都大学教員)
・『ファン・ウンド潜伏記』ダイジェストDVD上映
・支援呼びかけアピール
・浪速の歌う巨人・パギやんのライブ
[資料代]500円
[定員]200名(事前申込不要)
[主催]劇団態変・韓国公演を共に実現する会(準備会)
taihen.tomojitsu★gmail.com
(メール送信の際は★を@に変えてください)
*劇団態変・韓国公演プロジェクトについて詳しくはこちらをご覧ください。