呼びかけ人からの応援メッセージ



劇団態変の舞台は、人がみなそれぞれに個性的で特徴のある肉体を持っていることに、たぐいまれな鮮やかさで直面させる。その肉体の内側で、それぞれに独得な苦悶や歓喜、希望や絶叫を秘めながら生き、そのおのおのが交錯しながらも、ついにしりぞけ合わずに共存していくほかない命たちだ。この鮮烈な体感が、玄海灘を越える虹となって両国の市民をつなぐだろう! まったく新しい芸術交流の道がひらかれる。おい、きみもいっしょにやろう!/愛沢革(詩人、翻訳家)


おめでとう 大野一雄は心からよろこんでいます!/大野慶人(大野一雄舞踏研究所代表)


あらゆる場を自分たちの舞台に変容させることができるのは、世界中で態変だけだ。だから、態変はこの地球を舞台にするのだ。/キタモトマサヤ(劇団遊劇体主宰)


重度身障者、在日コリアン、女。運命のなかから運命が孕む自由を選びとることが芸術である。運命は反逆を、別の価値と別の美と別の身体の創造を、自らに課題として贈った。その挑戦を果たすべく生きること、劇団態変のリーダー金満里は一度もそこから逃げたことはなかった。その自由をもって今度韓国へ渡る。応援したい。/清眞人(近畿大学教員)


障害と芸術という異次元的な結合と昇華のために、劇団態変は実験を続けてきた。演じる側と観る側の間には、乖離・齟齬・反発があり、また、共感・融合・合意も存する。要するに、「観る側」は問われる運命にあるのだ。あたりまえだ、障害者が健常者の心情を汲み取って生きているはずがないではないか。今回、この「異次元の冒険」が玄界灘を越える。どんな大騒ぎになるか、ワクワク…!!/趙博(浪花の歌う巨人)


金満里主宰の劇団「態変」は、障害者という特異性こそが普遍的存在であることを芸術表現によって明らかにした。しかしながら、ならば金満里の「在日」という特異性はどうなるのか? 以前からそのことが私には気がかりだった。だが、このたびの「ファン・ウンド潜伏記」は、その答えを見事に示してくれた。劇中、実母を演じた金満里の「手巾(スゴン)の舞い」を見よ。金満里がたなびかせる手巾のひと振りに、ウリ民族の百年の想いが、結晶のように光り輝く。このような美しい舞いを世界は見逃してはならない。在日こそが普遍的歴史の架橋であることを、劇団「態変」はここに明らかにしたのだ。/丁章(詩人)


ダイエットで理想の体型? 筋トレで肉体美? ほっとけ。自己主張する「態変」の身体にこそ続こうよ。/中山千夏(作家)


劇団態変と金満里さんの、長い長い時間をかけた冒険を、ワクワクドキドキしながら、見守らせていただいています。/平田オリザ(劇作家・演出家、大阪大学教授、内閣官房参与)


劇団態変が『ファン・ウンド潜伏記』をもって韓国にゆく。作品創りを通して出逢う韓国の人達と共に創ってゆく喜びやシンドサをこの大冒険の糧として思いっきりライヴしてきてほしい。願わくはふたつの国の市民の交わりの新しい流れになって、長くて深い列島と半島の関わりがより豊かになりますように。そして皆様に安寧な旅でありますようにお祈りしております。/福本年雄(ウイングフィールド代表)


私たちは『教えられた』言葉を話し、『促されて』立ち、『導かれて』走った 。だが満里はそれらを拒否せざるを得なかった。 私たちがまだ魚だった頃、私たちがまだ直立歩行する以前の記憶が満里の身体には埋め込まれているような気がする。満里は叫んでいる『思い出せ!!』と。私たちの魂が、まだ宇宙全体と直結していた頃の遠い記憶を。/三上寛(フォーク歌手)


私も応援しています!態変の創生期からずっとね!/三木草子(フリー)